CPI(消費者物価指数)からマーケットを予測しよう

CPI(消費者物価指数)の特徴について

CPI(消費者物価指数)の特徴について

CPI(消費者物価指数)とは、消費者が購入する物やサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標で、国民の生活水準を示す指標のひとつとも言えます。特定の国に限らず米国やイギリスなど各国で毎月発表される経済指標で、物価の変動を見る指標としては一番利用されている最重要インフレ指標なため、発表時には注目しておかなければなりません。

発表される数字は前年比や前月比など、過去のある時と比べて対象となる商品の値段(物価)が何%増減したかを表したもので、その状況からインフレ傾向にあるのか、デフレ傾向にあるのかを判断する材料になります。

特に米国のCPIは対米ドル以外の通貨にも影響を与えるため見逃すことが出来ず、毎月発表される需要指標として注目されているため発表時には注目しておかなければなりません。

ただし、豪ドルなどの資源国通貨を取引で扱う場合、オーストラリアの指標と共に、貿易国である中国やアメリカの指標もチェックしておく必要があります。中国やアメリカの指標の方が市場に与える影響が大きいため、重要度が低いPPIは無視してもいいと言えるでしょう。

CPI(消費者物価指数)の発表時期とトレードが活発化するタイミング

各国で毎月発表されている指標ですが、特に注目する必要があるのはやはり米国のCPI(消費者物価指数)でしょう。米国のCPIは毎月15日頃、現地時間の8時30分に発表されるため、発表時間の前後には大きな値動きを見せることがあり、FRB(米連邦準備理事会)の金融政策に大きな影響を与える指標です。

そのため市場やメディアに重要視される米国のCPIには注目しておかなければなりません。地域別、産業別の細分化により投資家の分析に有効とされる一方、除外された食料・エネルギー価格は、インフレの分析に考慮すべき点を忘れてはいけません。

ちなみに、米国の場合は全米の人口の約87%を占める都市部の消費者が平均的に購入する商品やサービスを固定して、総合的に物価がどのように変化しているかを指数化しており、項目は、食品・住宅・アパレル・医療費・教育費などに細分化されていますが、振れ幅の大きい食品・エネルギーを除いた、コア指数の動きが特に重視されています。

CPI(消費者物価指数)から為替動向を予想しよう

それでは、CPI(消費者物価指数)が為替に与える影響から動向の予想を行ってみましょう。仮に発表されたCPIの数字が前回よりも高い場合、前回の発表より物価が上がっている事を意味するため、インフレ傾向にあると判断する事です。

物価が上がると対称的にお金の価値が下がってしまうため、物とお金のバランスをとるために金利を上げる対策を取られる場合があります。利上げが行われるという事で高金利になった通貨を求める人が増えるため、結果として通貨の値段が上がるきっかけとなると考えられるでしょう。

 
CPI(消費者物価指数)が前回よりも高くなる

インフレ傾向にあると判断される

インフレを懸念して利上げが検討される

利上げが行われる事で高金利隣、通貨を求める人が増える

為替レートの上昇に繋がる

 

このように、CPIが市場や投資家に注目されているのは金利変更の判断を大きく左右する指標とされてるのが理由として挙げられます。また、これとは逆に発表されるCPIが前回より低い場合は、為替レート下降に繋がると予測することが可能です。つまり、発表国のCPIが上がれば為替レートも上がり、CPIが下がれば為替レートも下がると覚えておけば問題ありません。

CPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)との違いについて

米国の労働省労働統計局が発表する指標の中には、CPI(消費者物価指数)と似たPPI(生産者物価指数)が存在します。PPIはCPIと共に、インフレ率及び物価変動率の判断材料として用いられている指標で、CPIが買い手側の価格を表すのに対して、PPIは売り手側の価格を表すものとなります。また、PPIは輸入品は除かれ、輸送コストや流通マージンが含まれておらず、消費税は控除されている点が特徴です。

PPI、CPIの両指数とも、食品やエネルギー価格の季節変動を受ける為、食品やエネルギー価格を除いたコア指数の最終価格がよく用いられる事が多く、米国のインフレ圧力を測る指標として注目されています。

PPI、CPIの量指標はPPIとCPIは相関関係にありますので、基本的にはPPIが下がればCPIも下がり、PPIが上がればCPIも上がると覚えておくと、投資の知識が乏しい初心者の方でも覚えやすいかもしれません。

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