常にリスクの低い取引を心掛けよう
貴方は投資をする際、勝つことだけを考えて取引していませんか?しかし、一見正しいようでそれは間違った考え方だと言えます。バイナリーオプション取引を行う際は、どのように勝つかを意識するのではなく、どのようにして損益を減らすかを意識することが最も大切な事なのです。
理由は至ってシンプルで、損益を減らす事こそ利益額を手元に残すための一番の近道なため。バイナリーオプションの二者択一という取引の性質上、ある程度リスクは限定されていますが、そのリスクは常に一定という訳ではなく、取引を行う時間帯や市場の動き次第で為替動向を読み取りやすい時間帯と、そうでない時間ではリスクの幅も変動することを覚えておかなければなりません。
つまり、取引を行うならリスクの低いタイミングで取引を行うほうが良いという事。取引を行う中で為替動向を読む事や、様々な分析を駆使して取引を行うことも大切なことですが、投資を始めたばかりの人が初めから高度な戦術を利用するのは難しいため、まずは取引を行うべき時間帯や為替の流動性に合わせた取引ルールについてしっかりとした知識を身につけましょう。
為替相場が活発に動く時間帯について
為替相場は人が動かす。この言葉の意味の通り、常時上がったり下がったりを繰り返している為替相場は様々な人が通貨を購入したり、売却したりを繰り返す事で起こる現象です。つまり、人が為替相場を動かしている以上、為替相場が活発に動く時間もあれば、逆に動きが枯渇する時間帯も存在します。
それではどういったタイミングで為替取引が活性化したり枯渇したりするのでしょうか?そもそも外国為替市場は、ニューヨーク、ロンドン、東京、香港、シンガポールなど世界各地で開かれている巨大なマーケットで、実質24時間止まることはありません。
しかし、外国為替市場の中でも3大市場と呼ばれるものがあり、それがロンドン、ニューヨーク、東京市場となり、この3つの市場が開かれている時こそ一番投資家が取引を行うため取引量が増えて為替相場がよく動くようになります。
各市場のタイムテーブルは上記のようになっており、その中でも特にニューヨーク市場とロンドン市場では毎日活発な取引が行われています。更に、それぞれの市場が同時に開く時間帯は欧州勢とアメリカ勢が取引に参戦してくる時間帯となり、一日の中でも最も相場が動く時間帯となります。
相場が動く時間帯ということは動かない時間帯と比較して一方向に動く可能性も高くなるため、バイナリーオプション取引を行う際はそういった時間(トレンド相場)を狙った取引を行う方が負けるリスクを軽減することができるでしょう。
勝率を上げるために初心者は3つの事を徹底しよう
レンジ相場には手を出さない
基本的には為替変動が少ないレンジ相場時はハイリスクな取引となるため、手を出さないのが鉄則です。レンジ相場と言うことは、その後相場が上がる可能性も、下がる可能性もあるわけです。相場感が身についていない状態で取引をするのは危険を言えます。ある程度取引に慣れてくると引き分けを視野に入れた取引も可能となりますが、取引をばかりの初心者はどちらか一方向に為替が動いてる時こそ取引の狙い目となるでしょう。
ラストミニッツで勝負する
バイナリーオプションは取引終了時間までならどのタイミングで取引を開始してもペイアウト率が変わらない特性を持っているため、できるだけ取引終了時間間際で取引を行うよう心がけましょう。60 Second Optionsのような一部の取引を除く全ての取引でラストミニッツ戦術は有効で、基本的にトレンド相場に沿った取引を行う際に利用します。
また、ラストミニッツ戦術が順張りで取引を行う際になぜ有効かという点については、取引終了時間から判定時間までの時間が短ければ短いほど、為替相場が反転する可能性が低く、負けるリスクを減少できるからです。そのため、天井値、底値での反転を狙った取引には活用できないことを覚えておかなければなりません。
為替相場は長期的に捉える癖をつける
バイナリーオプション取引を行う初心者がよくやるミスとして、短期的なトレンドしか把握していないというケースがよくあります。バイナリーオプションは基本的に短期的な取引なのでそれでも取引が行えない事はありませんが、短期的に見ると下降トレンドのように見えても、長期的に見ると上昇トレンドという場合もあるので、取引を行う際は必ず長期的にトレンドを捉えて、そのトレンドが上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを把握しておくようにしましょう。
もっといえば、上昇トレンドだからといって一方的に上がり続ける、下降トレンドだからといって一方的に下がり続けるということはないということ。トレンドは常に上げ下げを繰り返しているため、短期的にトレンドを捉えてしまうと大きな判断ミスになり兼ねません。
なぜ初心者はトレンド相場を狙う必要があるのか
そもそもなぜ相場が活発に動く時間帯の方が初心者にとってリスクが少ないのでしょうか?答えは簡単で、トレンド相場は一方向に動く性質を持っているため。天井値や底値はもちろんありますが、基本的に現状上がっている相場であれば暫くの間は上がる、逆に下がっている現状があれば暫くの間は下がると言った性質をもっているのがトレンド相場です。
<トレンド相場のイメージ>つまり、現状の為替の流れに沿って取引を行う事が立派な戦術として成り立つ事になります。反対に、レンジ相場のようなこれから上がるのか下がるのか判断しにくい値動きをしているものを取引してしまうと損失を被る確率も高くなるため、相場が活発に動いていない時は取引を控えるなどしてリスクを軽減させなければなりません。
もちろん戦略の中には相場が動かない時間帯を狙った取引もありますが、最初のうちは取引ルールを状況に応じて臨機応変に使い分けるが難しいため、天井値や底値を気にしながら順張りでトレンド相場を狙って取引することを基本的な戦略してみては如何でしょうか。