FXの分析法はバイナリーオプション取引にも活用出来る!

バイナリーオプション取引はFX経験者だと有利!

バイナリーオプション取引はFX経験者だと有利!

同じ為替を扱う金融商品でも取引ルールが異なるバイナリーオプションとFX。とはいえ、未来の価格を予想するという点については共通した基本ルールなので、FXトレーダーの多くが実践している相場の分析手法は、バイナリーオプションに応用することはできます。

“バイナリーオプションは二者択一だから相場分析なんて意味がない”という投資家もいるかもしれません。しかし、これは間違いで的確に相場を読み解くことで、バイナリーオプションの成績は必ず向上します。それが、ゲーム性・ギャンブル性の高いこの金融商品を、資産運用のツールとして利用できるようになる最大のポイントとも言えるでしょう。

また、実際にFXでは勝てなかった投資家もバイナリーオプションでは利益を得ることができているという実体験も多く存在します。その大きな要因として、バイナリーオプションにはFXの様な損切りが存在しないということが挙げられますが、その他にもFXの分析方法がバイナリーオプション取引に非常に有効であることがFX経験者の利益につながっているのです。

テクニカル分析を身に付けて勝率を上げよう

テクニカル分析を身に付けて勝率を上げよう

そもそもバイナリーオプションは、為替レートが上昇するか下落するかを、二者択一で予想する投資です。ですから一般的にその確率は1:1。仮に10回取引するとして「上昇する」だけを選んだとしても、確率論では5回は勝てるチャンスがある事になります。

しかし、これではギャンブルと考え方は同じで、利殖を目的とする投資とはほど遠いと言わざるを得ません。仮に10回中5回勝てたとしても残り5回は負けるわけで、これでは収支なかなか増えません大事なのは、為替レートの変化に根拠を持たせ、的確に未来を予想すること。これができて始めて勝率は2分の1より上がり、利益につながります。要は、チャンスを見定めて取引することが大事なのです。

では、どうすれば未来の価格が上昇・下落するのを捉えられるのでしょうか。そのヒントになるのが、為替の値動きをビジュアルで示した「チャート」にあります。なんとここから、相場の行き先をキャッチすることができるのです。これを投資の世界では「テクニカル分析」と呼んでいます。

為替相場には再現性が見られる傾向がある

テクニカル分析の基本をお伝えする前に知っていただきたいのは、為替の値動きには以前と同じ為替の動きをする再現性がという特徴があることを覚えておぼえておかなければなりません。これは、テクニカル分析の基礎ともいえ、実際に為替チャートを見ると似たような動きを繰り返しているはずです。

これは、価格の変動は投資家心理の表れだからです。というのも、そもそも為替価格は2国間の通貨の需給で決まるもの。例えばUSD/EURの場合、「EUR>USD」ならUSDが買われて「ユーロ安ドル高」へ、反対に「EUR<USD」ならEURが買われて「ユーロ高ドル安」に動きます。そして、為替市場では世界中の投資家や企業などが通貨を売買することで価格が形成され、それをビジュアルにしたものがチャートということになります。

そこで誰もが気にするのは今後、どう動くのかということですが、それを分析するのに有効なのが、過去の値動き=チャートというわけです。例えば「過去にこういった値動きがあった後には、その後は上昇している」という場面が多く見られれば、過去の動きと同じ様に値動きがあった後は上昇する傾向が強くなり、これがテクニカル分析の基本的な考え方です。

ローソク足チャートの見方

それでは具体的にチャート上の何を見ればテクニカル分析ができるようになるのかという点ですが、それはローソク足チャートです。為替取引をしたことがない人でも一度は目にしたことがある程有名なローソク足ちゃートは、世界中の投資家が利用しており、「1日」「1時間」「1分」など特定の時間の「始値」「終値」「高値」「安値」をローソク上に表したものになります。

ローソク足

ローソク足は大きく陽線と陰線に分けられ、始値より終値が高いものを陽線、始め値より終わり値の低いものを陰線と言います。形こそ様々ですが、ローソク足チャートは基本的にこの2種類のロウソクから成り立っているのです。

ローソク足2

ローソクチャートの理解がむずかしい方は上記の図を参考にしてみましょう。上記は15:00~16:00の1時間の値動きをローソクチャートにまとめたものです。

  • A(Open):始値 値動きが始まった地点
  • B(High):1時間の値動きの中で最も高かった値
  • C(Low):1時間の値動きうの中で最も低かった値
  • D(Close):終値 値動きが終わった地点

※始値より終値の方が高い、上昇しているトレンドのためローソク足チャートは陽線で表記される。

ローソク足が便利なのは、単体、および複数の並びかたを見ることで、相場の強弱や流れを確認できること。そういった情報をもとに、将来の値動きを予想することもできます。例えば10分後の価格を予想するバイナリーオプションなら、1分足のチャートを見て、相場の流れを予想することができます。

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