多くの投資家が利用しているテクニカル指標について

バイナリーオプションは、一定時間の為替が現状の為替より上がるか下がるかを当てることができれば勝ちの取引です。つまり、適当に予想しても勝率50%というところを、いかにして50%以上の高い確率に引き上げられるかが勝負どころとなるのです。そこで、多くの投資家はテクニカル指標を用いて取引を行う事で50%の勝率を上げるように様々な分析方法を取引の中に取り入れています。

デッドクロス・ゴールデンクロス

デッドクロス・ゴールデンクロス

※Indicators-Trend-Moving Avergeより設定可能

チャートの移動平均線のデッドクロスとゴールデンクロスは、基本中の基本かつ、効果絶大なテクニカル分析です。短期平均線が長期平均線を下に突き抜けるとデッドクロス、短期平均線が長期平均線を上に突き抜けるとゴールデンクロスとして判断します。

  • デッドクロス:売りサインで”Low”のチケットを購入するタイミング
  • ゴールデンクロス:買いサインで”High”のチケットを購入するタイミング

特に長期移動平均線はトレンドを暗示する場合が多く、これが上を向いているか、下を向いているかを見るだけで、株価の今後の変動を予測することが可能といわれています。ただバイナリーオプションで移動平均線を引く場合は、あまり長い期間を平均してもトレンドが反転するポイントをピンポイントで探しにくいため、ローソク足の本数で平均を取ることが多いです。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

※Indicators-Trend-Bollinger Bandsより設定可能

ボリンジャーバンドは逆張りのためのテクニカルとして利用する人も多いですが、バイナリーオプションにおいては順張りのトレンド指標として活用した方が多いのも事実です。ボリンジャーバンドの最上部のライン(+2σ)に一度でもタッチしていると、そこから下降トレンドに入る可能性が高いため、Lowで勝負します。(逆にボリンジャーバンドの下側だと、Highで勝負)

  • -2σに到達した:上昇する可能性が高くなるため”High”のチケットを購入する
  • +2σに到達した:下降する可能性が高くなるため”Low”のチケットを購入する

さらに、ボリンジャーバンドが収縮している状態では、ボラティリティ(値動き)が小さいため、レンジインオプションで勝負、バンドが大きく広がっている時はレンジアウトを購入すると、勝率は高まります。また、上記の図では±2σまでしか表示していませんが、±3σのラインまで表示すると更に細かい分析を行うことが可能で、各ラインに収まる目安は下記の通りです。

±1σのライン内に収まる確率 ⇒ 約68.3%
±2σのライン内に収まる確率 ⇒ 約95.5%
±3σのライン内に収まる確率 ⇒ 約99.7%

RSI

RSI

※Indicators-Oscillators-Relative Strength Indexより設定可能

RSIはRelativeStrengthIndexの略で一定期間で値上がり値下がりの傾向がどれぐらい強かったかを曲線にしたもので、0%~100%の範囲で推移するようになっており、相場の強弱を教えてくれるオシレータ系の代表的なものです。RSIは米国のJ・ウェルズ・ワイルダーによって開発されたオシレータで、ワイルダー氏は、当初14日平均を採用しましたが、9日平均を使うものが増えています。(バイナリーオプションでは更に短期取引のため、5日平均などで利用する方も多いです。)

RSIは0%~100%の範囲で推移すると説明しましたが、一般的には30%の水準から上昇してきたときが「買い」となり、反対に70%の水準から降下してきたときが「売り」のタイミングとなります。もっと判りやすく言えば、30%のラインに触れた時点で「そろそろ上がり始めるのサイン」70%のラインに触れた時点で「そろそろ下がり始めるのサイン」と覚えておきましょう。

  • 30%に到達した:上昇する可能性が高くなるため”High”のチケットを購入する
  • 70%に到達した:下降する可能性が高くなるため”Low”のチケットを購入する

また、投資家の中にはこの判断ラインの設定を20%と80%にしている方もいますが、どちらでもかまいません。取引を行ってみて自分が取引をしやすい方を活用するといいと思います。ただし、RSIは目安となる30%、もしくは70%のラインに到達したからといってすぐに相場が反転するというものではありません。多少タイムラグが発生し易いのが特徴の指標なので、利用する際は注意しておかなければなりません。

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